2023年度 上平研究室(10名)
キーワード:地域デザイン、地域創生、、デザインリサーチ
1. はじめに
日本各地の地⽅の街が、政策の重点課題として観光に取り組んでいる。その⼀⽅で観光体験を地元の⼈々だけでデザインすることは難しい。その地域ならではの「価値」は、近づきすぎるといつの間にか当たり前になり、⾒えにくくなるからである。観光を考えるためには、地域の⽂化を⻑年育ててきた当事者的な視点と、その地が有する資源の価値を相対化する外部の視点、両側の⽴場を持つ⼈々が協働することが重要となる。⼤学⽣であっても、その地域の良さを⾔語化して伝え、現地の⼈々を⼒づけられる点で重要なアクターとなりうる。こうした背景をもとに、本年度の上平研究室では外部者かつ若年層の⽴場を明確にした上で、地⽅の街におけるパブリックスペーのためのデザインリサーチに取り組んだ。
2. 研究の目的
事例となる⿅児島県阿久根市は、⿅児島県の北東部に位置する⼩さな市である。基幹産業の漁業が衰退し、少⼦⾼齢化と過疎化が急速に進⾏している。市役所では、旧港地域にある⻘果市場の跡地を活⽤し、観光拠点となりかつ地域の⼈々も利⽤できる場として活⽤する計画を進めている。この⻘果市場跡地活⽤事業において、上平研究室では、以下の 2 点を⽬的としてそれぞれの個⼈研究として参画している。
- フィールドワークを通して、阿久根市の歴史や現状、在住者の思いを理解すること。および暗黙となっている⽇常にある地域資源やその価値を明らかにすること。
- 外部者視点で発⾒した価値を活かした観光施設の原案を視覚化し、市⺠に提案すること。
最終報告書
阿久根市のサイトにおいて、上平研究室が提出した最終報告書とそれをもとにした基本構想が公開されています。
青果市場跡地活用事業(調査報告書) (PDFファイル: 19.0MB)

卒業演習発表会での展示


リサーチカンファレンス2024での展示
